日英防衛相会談、「準同盟」の関係深化を確認　英空母への乗艦も

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　来日中のヒーリー英国防相と中谷元・防衛相が28日、東京・市谷の防衛省で会談した。両氏は日英関係について、欧州とアジアにおける「最も緊密な安全保障上のパートナー」とする共同声明を発表した。日本が安全保障上の「準同盟」と位置づける英国との関係が着実に深まっている。

　会談後、両氏は東京湾の「東京国際クルーズターミナル」（江東区）に着岸した英空母「プリンス・オブ・ウェールズ」に乗艦した。入港歓迎行事で中谷氏は「欧州・大西洋とインド太平洋地域の安全保障は不可分だ」と強調した。

　英空母の日本寄港は、2021年の「クイーン・エリザベス」以来。日本側は「これだけの頻度で英空母が寄港することに大きな意味がある」（関係者）と歓迎する。今月の共同訓練では海上自衛隊の護衛艦「かが」「てるづき」が英空母打撃群のプリンス・オブ・ウェールズを守る「武器等防護」を実施。自衛隊が平時に他国軍の艦艇などを警護する武器等防護の適用は、米国、豪州に次いで3カ国目。

　今回、日本を訪問した英空母…